頭脳流出をふせぐ代物

  • Royal Gardens of Herrenhausen in Hannover
  • Nana by Niki de Saint Phalle

皆さん、いかがお過ごしでしたか?(8月26日に書きました)この夏、私のまわりでは、(日欧・台湾)8人の方が亡くなり、5人の赤ちゃんが生まれ、1組のカップルが結婚式を挙げました。その間に、友人の誕生日パーティーもいくつかありました。

週末になると、スーツケースを抱えベルギー・フランス・ドイツ・ルクセンブルグのあちこちを移動してました。8月初旬は、友人の誕生祝いにドイツのハノーファー(ハノーヴァー)に行ってました。

飛行機の窓から見下ろすと、町は意外にも青々としていて、この緑化に友人はひと役買っているのだなあと思いながら着きました。友人トーマスはマネージャーとして王宮庭園で働いている人で、歩いて仕事場を案内してもらいました (ドイツやフランスにお住まいの方は、人に慕われる彼をテレビ・インタビューで見かけたことがあるかもしれません)。現地に行くまでは、名だたる名所とは知らず、敷地の広さも木の数も想像以上に大きなものでした(フランスのエッフェル塔、スペインのサグラダファミリア、イギリスのビックベン、ベルギーの小便小僧に並ぶ観光スポットで、EUの記念紙幣裏面のデザインに使われたことがあるそうです)。

庭園づくりの構想にも驚きました。彼の説明では中世の宗教戦争(30年戦争)の後、政治に関与する能力のある人たちが南に移転するのを防ぐため、数十年かけて建造されたそうです。庭園は長年にわたり連綿と手入れされつづけ、毎年、様々な催しが行われるそうです。

まあるく福々しいニキ・ド・サンファルの造形アートを見ながら、こんなに多くの人を引きつける魅力のあるものを創ってしまうなんてと、ため息がでました。

(それにお城を大学にしてしまうハノーファーと、汚泥の残る工業用地を大学にしたルクセンブルグとの落差にもびっくり)

一方、日本では9年連続で人口が減少しているらしく、今年の調査記録では過去最大の37万人減になったそうです。生産年齢人口も初めて6割を切ったとか。もちろん、国外転出者も含まれているのでしょう。最近は、ブリュッセルやパリでも日本人経営者のお店が、増えてきましたから。日本でも人々が住んでみたいと思う、人を住みとどませる求心力のあるもの (例えば社会保障制度とか)、活路を見いだし頭脳流出を防げるものをつくっていかなくてはいけないでしょうね。

 

Large fountain Water springs as a geyser in the largest fountain charming spot
Nana by Niki de Saint Phalle Nana by Niki de Saint Phalle Nana by Niki de Saint Phalle

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