Weblog von Sachie

市民の目と口をふさぎたい理由


世界がネルソン・マンデラの訃報に接した12月6日、安倍政権は特定秘密保護法案を強行採決しました。自由の闘士が亡くなった日に、日本の民主主義が踏みにじられるとは、あまりにも皮肉です。

なるほど今の法律ではできない情報隠蔽や言論弾圧の必要性が差し迫ってきた、知られるとまずいことがあるのだということが、彼らの拙速なやり方でかえって明らかになりました。

秘密は隠せば隠すほど、ハデに知れ渡る
1898年1月13日、文豪エミール・ゾラがスパイ容疑で逮捕されたドレフュスを弁護する手紙を、L'Aurore紙の一面に「J'Accuse...! 我は弾劾する!」という見出しで発表しました。フォール大統領に宛てたその手紙が世論を喚起し、冤罪事件解決への大きな一歩となりました。

Quand on enferme la vérité sous terre, elle s’y amasse, elle y prend une force telle d’explosion, que, le jour où elle éclate, elle fait tout sauter avec elle. On verra bien si l’on ne vient pas de préparer, pour plus tard, le plus retentissant des désastres.

(要約)真実を黙らせて地下にうめると、それは増幅し爆発力としての力をたくわえ、ある日、一切を爆破しふきとばす。有名な一節です。

Japan's secrecy law

"Quand on enferme la vérité sous terre, elle s’y amasse, elle y prend une force telle d’explosion, que, le jour où elle éclate, elle fait tout sauter avec elle. On verra bien si l’on ne vient pas de préparer, pour plus tard, le plus retentissant des désastres."

Émile Zola (1840-1902)

(Extrait de la lettre "J'Accuse... ! Lettre au Président de la République, M. Félix FAURE")

(When truth is buried underground, it grows and it builds up so much force that the day it explodes it blasts everything with it. We shall see whether we have been setting ourselves up for the most resounding of disasters, yet to come.)

(Excerpt of the letter "I accuse... ! Letter to the President of the Republic, M. Félix FAURE")

[Translation and notes © Shelley Temchin and Jean-Max Guieu, Georgetown University, 2001]
 
 

The hasty passage of the secrecy law has made me think that some leaders have urgent issues to desperately hide. In other words, they are afraid that the truth will hurt them soon. I can think of two of them.

特定秘密保護法案

欧州にいてもこの法案を、ずっと心配してましたよ。この法案が通れば、日本を離れる人がさらに増えると思い、じゃあヨーロッパに移住したい人たちのお手伝いをしようかと昨夜は考えたものでした。でも、簡単に日本を出れない人のほうが多いでしょう。

自民党の石破氏は、「大声を出すデモはテロと同じ」とおしゃったそうですが。ヨーロッパのデモを体験したことがないのでしょう、あの方。農民がトラクターで高速や幹線道路を完全にふさぎ、トラクターの古タイヤ(タイヤだけで人の背丈ほどある)を議会の前で燃やすのですよ。黒煙はあがり、公道はめちゃくちゃになるし、トラクターで一気に突進するから負傷者も多くでる。でも、職を失ったり税金が上がることがどういうことかみんな知っているから、互いにかばいあい、社会の機能は麻痺して、政府は大被害がでるから民意を尊重せざるを得なくなる。市民の声を聞かない代償は、高くつくのですね。

飛行機だって客を乗せてからスト、鉄道だって客を「人質」に国境あたりでいきなり動かなくなるのですよ。いつ終わるかもわからないゼネスト。日本のデモやストは、みなさんがんばってらしゃるけど、お行儀がいいなあと感じます。

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PIAAC Results for Japan

This blog is about the OECD's PIAAC results, focusing on Japan: best in literacy and numeracy, but poorly applying them at work.

応用力におとる日本人 *** 「OECD国際成人力調査」

通称・金持ちクラブ。

経済協力開発機構(OECD)加盟国が行っているPIAACやPISAなどの国順リスト調査結果は、国の威信がかかっている。政治的な責任が問われるから、不面目な恥ずかしい結果は公表しづらく、できればいちゃもんをつけてごまかしたい。逆にいい結果は、誇張したいという各国の裏事情があるようだ。

OECDに限らず国際調査結果を見ると、世界のどこにも完璧なユートピアの国はないとあらためて感じる。

日本はどうだろう。どうも関係者から聴いた情報と日本の文部科学省・報道発表内容との間に、ズレがあるように思う。

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アメリカとのつき合いかた

米国に胸をかりた。アメリカに育ててもらった、と感謝している。

加藤周一だったと思う。はてしなく広大なアメリカでは、とてつもなく美しい頭脳と美しい心の両方を持ち合わせた人に出会う(大意)と書いていた。私の知る昔日の米国は、そうだった。

アメリカの底力、生真面目さや良さを深く知らない人は、その恐ろしさも知りえないだろう。アメリカに住んで、どうしてこんな超大国と戦争をしたのだろうと、母国の愚かさを実感した。日本ではエリートと目された人たちも、あちらではかなり稚拙に見劣りした(もちろん活躍している人も多いが)。

欧州に移住してから、第三者として日米を俯瞰するヨーロッパの視点が加わった。国際会議の場でいつも末席に座り、他国の思惑や交渉の場から孤立している日本の代表や官僚に出くわした。

TPP as Star Wars’ Trade Federation!?

I find trading is like a war. When I wrote a blog on the Trans-Pacific Partnership (TPP) agreement in Japanese a few months ago, I drew an analogy between the TPP and Star Wars’ Trade Federation. I did not mean to be funny at all. Rather, I think my analogy was not bad at all. Senator Palpatine (who seemed to be a good guy in the beginning) said:

"Supreme Chancellor, delegates of the Senate, a tragedy has occurred, which started right here with the taxation of trade routes, and has now engulfed our entire planet in the oppression of the Trade Federation!" (from Star Wars wikia)

Now I see Mr. Obama is like Senator Palpatine who is eager to conclude the TPP, “corporate power tool of the 1%.”

Remember? In his August 31 statement on Syria, President Obama said:

"I’m also mindful that I’m the President of the world’s oldest constitutional democracy. I’ve long believed that our power is rooted not just in our military might, but in our example as a government of the people, by the people, and for the people.”

Find more references here...

オリンピックとTPP。希望を歴史の中に見つける

フランス人の友人が「さちえ、オリンピックの招致おめでとう」と言ったのがきっかけで、欧州の仲間はブラック・ユーモアで日本の放射能問題を延々と笑いとばした。 日本は大地震、津波、台風、竜巻、豪雨、豪雪と災害が多いけど、一番の災害はあの人だ。もはや安倍首相の嘘は、世界中に知れ渡ることとなった。「ああいう友達がいるだけで、もう敵は他にいらない。(バカな友達を持つと、自分に大きな災いをもたらすという意味)」ヨーロッパ地方の言い伝えがある。

ヨーロッパのブラック・ユーモアは、イジメではなく徹底的に苦いニガイ風刺で、日本も欧州の問題も自らの死でさえも、トコトン笑い飛ばし辛らつに批判する。(笑い飛ばすからと言って、彼らが死を怖れないのではない)。でもあそこまでブラックに笑い飛ばすと、ともかく「後は、元気に一日一日を生きていこう」という気になるから不思議だ。

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News about Ogura Noboru Hanshi (小倉昇範士)

I was asked to contact Ogura sensei two weeks ago or so. I telephoned him immediately and we chatted for 18 minutes. As usually, I enjoyed talking and laughing with him.

To make a long story short, Ogura sensei is alive and kicking!

He often thinks of his ardent disciples in Europe. Though, he cannot travel abroad at the moment because his 97 year-old mother is frail and needs constant care.

Ogura sensei teaches all over in Japan and is often away three days maximum, while his sisters look after their mother. He faithfully promised that he will come back to Europe to teach Iaido as soon as his mother gets better.

He asks you continue your hard work! Keep it up! Keiko gambatte kudasai!

For your information, here is his training schedule:

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三つの国の国境にて

突然、義弟が再婚するという知らせがあった。彼は、やんちゃでプレイボーイなので、来夏の結婚まで持つかは分からない。いや、彼は本気か? <神妙にお縄を受けて共暮らし> (時実新子)。「とにかく婚約はメデタイ。楽しもう」と、彼らの住むベルギーにむかった。

彼らの新居は、オランダ・ドイツ・ベルギーの三つの国境が集まった、三国点の近くにある。普段、欧州の国境を、県境のように行き来しているにもかかわらず。かつてヨーロッパや世界を制覇しようとした三つの大国が合体する一点を見ながら、それぞれの国境をひと足でとび越えながら、なぜか言いようのない興奮と感動をおぼえた。

おそらくヨーロッパ人にとって、三国点は私が子どもの頃に三国岳に登った体験と似通っているのかもしれない。

だが、島国で生まれた私には、三国点はものすごく新鮮だった。「日本もこんな地続きの国境があったら、もっと外交に長けていただろうに」と、ふと義妹となる人につぶやいたら、「ウイ(そうね)」と即答が返ってきた。

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激怒するEU。行き詰るアメリカ。他人事ですまない日本

今朝ラジオ(フランス・アンフォ)が、ドイツ週刊誌シュピーゲルの暴露を伝えた。
source: France Info (June 29, 2013)

独誌によると、アメリカ国家安全保障局(NSA)は、ヨーロッパにおける個人情報の収集だけでなく、ニューヨークにある欧州連合(EU)の国連代表部や、ワシントンのEUの代表部施設、ブルッセルのEU本部のコンピューター・ネットワークに侵入し、電子メールや内部文書にアクセス、盗み見し、通話を盗聴していたと報じた。独誌は、CIA元職員エドワード・スノーデン氏が所持する機密文書の一部である、NSAの2010年9月付けの「極秘」と指定された文書を、取材源として閲覧したと述べている。

EUのマーティン・シュルツ議長は、アメリカに事実の明確化を求め、独誌が報じたことが事実であるならば、今後の欧米関係、大西洋自由貿易協定の行方を大いにそこねるだろう、と表明している。欧州緑の党のダニエル・コーン=ベンディット共同議長は、アメリカに対する報復として、自由貿易に関する交渉の停止を呼びかけた。

シュピーゲル誌
source: Der Spiegel (June 28, 2013)

ガーディアン誌
source: The Guardian (June 30, 2013)

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日本社会はこれ以上悪くならないという幻想。そしてTPPの異常さ

オーストラリア国立大学のガヴァン・マコーマック名誉教授が、安倍総理の自己矛盾を突いてます。下に内容を要約します。

www.japanfocus.org/-Gavan-McCormack

国民に忠誠心を求める一方、個人の権利制限・剥奪しようとする、水面下での動き。憲法改悪(9条、教育法、靖国神社公式参拝、国防軍など)のもくろみ。過去の残虐行為・侵略戦争責任の否定、侵略美化。北朝鮮や中国敵視。先の戦争の首謀者であり、A級戦犯で首相となった祖父が、戦前たどった帝国(絶対・国粋)主義の足跡を追う安倍氏は、保守派でなく、過激派で歴史修正主義者である。

同時に、親米外交・同盟国を強調をしながらの対米従属。彼がめざそうとする「新しく」「美しい」国家像というのは、(彼の祖父や仲間の時代に)敵国であったアメリカ(がもたらした戦後民主主義、基本的人権の尊重、国民主権など)への敵意の暗示であると、マコーマック氏が指摘。

日本人も、マコーマック先生のように、政策や(民意を代表するために仕事をし給料をもらっている)政治家を大いに批判していいのだと思いますよ。

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TPP世界支配の拡大をもくろんだ大企業独裁

一つ目のビデオは、アメリカのNGO「パブリック・シチズン」のロリ・ワラックさんが訴える「日本のTPP参加は主権の放棄」。この一分ほどのビデオにすべて、語られています。

www.citizen.org

二つ目のビデオは、カナダきってのアグリビジネスの批評家ブルースター・ニーンさんと妻のキャサリン・ニーンさん。TPP問題を大変心配しながら、日本人へ心のこもったメッセージです。ブルースターさんが端的におっしゃってるように、「TPPの目的は、人々の幸福ではなく、企業の幸福です」。TPPにサインでもしようなら、日本の食料自給も、国民皆保険も全部つぶされてしまいます。(製薬会社は高齢者が多く、原発事故の健康被害も心配される日本をねらってる訳です)

経団連は「いや、自分たちは大丈夫」とほくそ笑んでいるのでしょう。ですが、900ページのTPP文書を初めて見れるのがこの夏で、交渉参加の許可が9月というのですから、いまの日本の政治力・交渉力・英語力で、経団連にさえ有利な条件交渉は、到底不可能ですよ。

ramshorn.ca/visible-state-invisible-government

三つ目のビデオは、デモクラシー・ナウ!でのロリ・ワラックさんの包括的な説明。自由貿易とはタテマエで、TPPの内実は大企業のむきだしな利潤追求。日本が不平等で屈辱的な条件を受けいれないなら、ビスネスの邪魔をちょっとでもしようなら、日本政府相手に大企業が法廷闘争できるという仕組み。つまり大企業がさらに儲けやすいよう、TPPに合わせて国内の法規制や手続きを変えて、一度決まったらそれが最後(企業の裏には、高給で雇われた優秀な弁護士団が勢ぞろい)、無制限に賠償を求めていくという段取り。地域産業優先と国産品愛好を禁じ、はては地方政治・内政への干渉の権利。なにしろ、そんなに公正で、みんながモウカル協定なら、どこの参加国の国民もそっちのけでコソコソ秘密会議しません。おっそろしく手のこんだ組織的悪だくみです。

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Innovation and Luxembourg, Suffering a Brain Drain!?

Ten years ago, when I started going to the Bibliothèque Nationale de Luxembourg (BNL - the National Library of Luxembourg), the “poverty” of the library (e.g., infrastructure, resources, services, etc.) of the world's richest (if not mistaken) country shocked me. The BNL was so underdeveloped, when compared to many public and private libraries in the USA. More surprisingly, many libraries I had visited in Brussels, Paris, and other cities were not so nice, either.

(Just note that some BNL librarians appear to be cold and distant at first. But, when they get to know you, they can be friendly, very helpful, and even sweet.)

Over the last ten years, the BNL has improved dramatically, and has become one of the best/favorite libraries I know in the region so far. Although I still miss some aspects of American libraries – for example, specialized librarians (e.g., law librarians) and more conducive, competitive, extremely intense, and intellectually stimulating atmospheres for studying, I am OK with the BNL. Hope that it keeps improving in coming years.

However, talent management in Luxembourg concerns me/us greatly.

It is obvious that Luxembourg has an advantage in attracting people because of competitive salaries, benefits, etc. But, it may not be so good at retaining their top talents in some sectors (though, of course, there are really talented people in Luxembourg, but some of friends have been disenchanted. They have moved to other companies and countries with better opportunities).

There seems to be something dysfunctional: something does not ignite, but undermine the passion of people.

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