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他国の知恵

他国の知恵

ルクセンブルグの名家でパーティがあった。「プチ・スイス」といわれる森の中のお城のような邸宅に、リサーチなどを生業とする人たちが25人ほど集まった。主にルクセンブルグ人とベルギー人の集まりで(いつものごとく私はマイノリティ)、外国人らしきカップルが皆よりやや離れぎみだったので、話の席に加わった。実は女性は邸の令嬢で、11年の英国生活から引き上げてきたばかりだという。男性は彼女のボーイフレンドでルーマニア人である。

また政治の話になり、私は「今の日本はドキュメンタリー映画で見た、チャウシェスク政権の末期のようです」と話した(広場に集まった市民が政府機関を占拠したとき、あらかじめチャウシェスクの名前が書かれた大量の投票用紙を窓から撒き散らして、皆の目にさらした映像をいつも思い出す)。ルーマニアは今も腐敗やスキャンダルは絶えないが、海外に暮らす愛国者たちが(正確な人数を失念したが、約500万人だったと思う)独立した調査報道の経済支援を続けているという。「自分の両親はまだルーマニアに住んでいるし。愚政がために、彼らがいかに苦しい人生をおくってきたかを知っている。だからリベンジのつもりで支援している」という。日本にはネットジャーナルや海外の「九条の会」などもあるけれど、似たたぐいの要請が、わが国でも高まっているのではないだろうか。

ですので以下も参考にしていただきたい。

邸館の裏手に川が流れている。向こう岸はドイツである。解禁日に釣った川魚の絶品フライをいただいた。フィッシュ・フライがルクセンブルグ名物だとは知らなかった。今春イタリアで食べたフリットのように、カリッとした美味しさだった。

あまりの快適さに午後1時45分から深夜12時まで居残った。星空の下キャンドル・ライトをかこ囲んで貧困について話した後、お開きとなった。富裕国の貧困は、「見えにくい」「隠される」という共通点があるとつくづく思った。600メートル先のホテルに宿を取っていたので、翌朝、橋(京都の高野橋くらいの川幅)を渡りドイツ側を散歩してから、またお家にうかがった。

いいプロジェクトができるといいなあと思う。

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