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屈しない明日へのビジョン(1)

最近考えていることを、書きとめたいと思います。

国有地

むかし、むかし。チリという国に、独裁者がいました。

このあくどい男は、お金ほしさに大地を売りさばいていました。

そこに通りがかったお母さんとお父さんが、夢のようにきれいな原っぱをひとめ見て気に入りました。ふたりは、見わたすかぎりの草原を買うことにしました。

「この牧草地を守りそだて、いつか時がきたら国にかえしてあげよう」そう誓いました。

それから、ながいながい年月がすぎました。その草むらは、いこいの楽園になり、みんなのもとへもどったそうです。

めでたし。めでたし。

 


 

今年3月、こんなおとぎ話のようなニュースを耳にしました。日本では国有地売却問題で大騒ぎのさなかです。

米国の慈善家で環境保護活動家でもある、クリスティン・トンプキンス(夫はアウトドア衣料品ブランドThe North FaceとEspritの創立者の故ダグラス・トンプキンス)が、パタゴニアにある広大な私有地(スイスの大きさにあたる)を国立公園としてチリに寄贈するとの情報でした。

チリのバチェレット政府は949,368ヘクタールを保護することで合意し、8つの地域に450万ヘクタールの新しい公園を建設する予定だとか。

http://news.nationalgeographic.com/2017/03/historic-gift-helps-chile-protect-10-million-acres/

血なまぐさいアウグスト・ピノチェト独裁政権下の土地が、うつくしい国立公園へと生まれ変わった詳しい経緯を私は知りませんが。生物多様性biodiversityと絶滅危惧種を保護し、そうすることで地域に環境関連事業をつくりだすなんて・・・。日本とのあまりの差に、びっくりしました!

日本にも荒れた国有地を買い取って、後世まで保護してくれる億万長者はいないかしら。

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