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私たちにできる脱原発への方法は?

昨夜、田辺聖子さんの小説「花衣ぬぐやまつわる・・・わが愛の杉田久女」(下)を読みました。150ページ(集英社文庫。1990年)に、次のような箇所があります。 「・・・久女は、これまた空襲の恐怖からも逃れられず、句稿を抱いて防空壕でうずくまっていたのである。

このころ、軍部は、国民の戦意低下を恐れて、空襲のはじまった都市から、市民の疎開を禁じるようになった。老人や子どもを抱えた母親すら、空襲を逃げることはできなくなった。非戦闘員である市民は、空襲を避けて疎開して(しか)るべきであるのに、軍部はそれを敵前逃亡の如く(みな)做して国民を(どう)(かつ)し、また人々の意識でも疎開するのは『非国民』といわれはしないかという心配もあった。殊に九州地区はその傾向が強かったように思われる。」

[2011] ケイパビリティ・アプローチ。原発を読みとく (溝畑さちえ)

日本の民主主義の成熟度は?

今朝もいつものように、「小出裕章(京大助教)非公式まとめ」のサイトをチェックしていました。私たちのように海外に住む在外日本人にとって、原発情報を得る有用なサイトです。コメント欄で、アメリカに住む日本女性(edokko311というペンネーム)が、小出裕章先生の発信情報のFacebookを作成しようと考えているとのメッセージがありました。深夜まで、彼女が自分に何ができるかと、考えた様子がうかがえました。

それで、私も次のような書き込みをしました。フランス時間、今朝9時ごろです。

edokko311さん。みなさんへ。
1)edokko311さん。「なんとかしたい」という切実な気持ちは、私も同じです。私の周りにはコンピューター技師たちが大勢いるのですが、エキスパートによるとFacebookは個人のプライベート部分を公にし、個人・団体の考えや意見を広めるのには向かないと言っています。Facebookに書き入れたことは、おそらく小出先生に属するのでなく、すべてのコントロールはFacebookにいくと思います。ですから、まずはLicenseをよく読んでみてください。

2)このサイトのコメント欄が、フォーラムのように討論の場になっているのは素敵なことだと思います。

私たちも多国語のサイトを、運営しています。このサイトをバックアップする形で、小出裕章先生以外の原発関連の情報や復興支援のアイディアなどを掲載するのに活用してください。
http://social-issues.org/community/

3)私は日本、アメリカ、フランスと原発三大国(そんなこととは知らず)に住んできました。昨日のYOMIURI ONLINEには、今月26、27日にフランス、ドービルで開かれる主要8か国(G8)首脳会議で菅首相は原発、安全性高め継続を表明するとありました。「G8の中で原発推進の立場の米、仏両国と連携し、過度な“脱原発”の流れとは一線を画す立場を鮮明に打ち出す考えだ」そうです。

反原発の世論を反映していない、こんな発言に唖然としています。推進派の米国・フランスにつかず、その残りの国と脱原発に転向してそのリーダーになるくらいの日本であってほしいのに。

The Capability Approach and Fukushima (1) . . . (by Sachié MIZOHATA)

We have started this online community to serve a dual purpose, focusing on political (i.e. public discussions and participation) and social (i.e. collaborative research and online networking) activities. One of our goals has been to develop our eLaboratories. To do so, I have been writing blog articles to maintain this site; so, blog has been secondary to eLabs. However, I have realized that the number of access on my Japanese blog on the capability approach (the CA) is far higher than any other Japanese blog. I was happy to know that Japanese people read my blog to understand the CA.

ケイパビリティ・アプローチ。原発を読みとく(1) . . . 溝畑さちえ

2006年の夏頃からサイトを立ち上げる構想を練り、2007年に正式にスタートしました。それ以来なんとなくその傾向に気づき、昨年になってはっきりわかったことが二つあります。1)これまで私が書いてきた日本語のブログではケイパビリティ・アプローチへのアクセス数が群を抜いて高いこと。2)多くの方がケイパビリティ・アプローチについて関心をもたれていることです。

私たちの趣旨は、世界各地から寄り集まってきた人たちが協働できるネット上の共同仕事場(イーラボ・eLaboratories)を建設することでした。以前は紙と鉛筆を使って行われていた経済協力開発機構(OECD)の国際調査が、最近コンピューター化されましたが、それらのツール開発者の一人がうちの夫です。彼の技術と時宜を得たテクノロジーを活かしながら、世界初のイーラボ をつくり、それを使いながら研究調査をするのが当初の目的でした。ですからブログは正直に言いますと、サイトを維持するための「添え物」として綴ってきたのですが。皆さんが私のブログを、しかもケイパビリティ・アプローチについて読んでくださるのを、うれしく思ってきました。それならもっと書いていこうと考えていた矢先に、東京電力の福島第一原発の事故が起こりました。

3月11日以来、原発について知れば知るほど、「経済力だけで計れない社会の貧しさ・豊かさ」や「倫理」「正義」「公平・平等」「協議」「進歩」「持続可能性(sustainability)」や「民主主義が機能しているかどうか」に着目するケイパビリティ・アプローチで日本の諸問題を、私は考えるようになりました。原子力や放射能の専門家でなくても、ケイパビリティの視点から東電の原発事故について読み解けることがたくさんあります。ケイパビリティ・アプローチの基本的な概念・用語と原発事故について現時点で分かっていることを重ねながら、書いていこうと思います。どうぞ皆さんも(本稿の足りない部分を補足するためにも)コメントをお寄せください。

東電の工程表の目標達成を危ぶむ、フランス人ジャーナリストのコメント(2011年4月17日)

3月11日。「こういう大きな事故は、事故発生から最初の一時間でどう判断╱反応して対応╱処理するかが、後々の鍵を握る。未来はそれにかかっている」と、うちの夫が言った。「原発付近の放射線量が高ければ、遠隔操作できるロボットを使えるだろう。日本はロボット工学で最先端だから」とヨーロッパの友人たちがなぐさめてくれた。

そう話したのが、福島原発事故が発生した日(西ヨーロッパ時間)だった。彼らは、専門は違うが国際プロジェクトに携わっているから、ちょっとした不具合やアノマリーでも、数千万人(もっと多い?)に影響がでることを知っている。何か問題があると火事場の消防士のように、みんな死に物狂いで「消火作業」にあたる。

あの日から5週間以上が経った。これまで何とか一喜一憂しながら希望をつないできたけども、「最初の15分、一時間」という初動対応が、最重要だったと私も感じる。

France Info: Comment on Fukushima by Jean-Michel Jacquemin-Raffestin (April 17, 2011)

This is an English summary of Jean-Michel Jacquemin Raffestin´s comment on Fukushima in an interview France Info, major French public news radio station. Its title was “Nouvelle hause de la radioactivité au large de Fukushima”. Mr. Jean-Michel Jacquemin-Raffestin is a French journalist best known for his work on Chernobyl.

A poverty of information on Fukushima

Many Japanese have felt frustrated that they lack comprehensive and useful information about the ongoing nuclear emergency at Fukushima nuclear power plant.

I have listed some websites that may have some useful information (in Japanese).

http://social-issues.org/community/node/418

Especially, for the acquisition and dissemination of reliable scientific information, I find the website on Hiroaki Koide very useful. Hiroaki Koide at Kyoto University belongs to the Nuclear Safety Research Group at the Research Reactor Institute. Kansai people now turn to him for information as he is trusted for his professional ethics, sincerity, and willingness to share his knowledge with the public. The clear and straightforward explanations given by him do not lull us into a false sense of security, but somehow yield a sense of calm assurance.

Koide´s talk (1h 46mins) covers some of the issues discussed in the Forum hosted by the University of Tokyo (http://forum.iss.u-tokyo.ac.jp) and Japan´s nuclear energy-related laws (e.g., Menseki, or an electric power company may claim exemption from compensation for nuclear accident caused by huge natural disasters; Kaso areas have been chosen as "suitable" locations for building nuclear power plants.) Please share the information with your (Japanese) colleagues, students, and friends as widely as possible. Thank you in advance.

欲の皮をつっ張らせた人たちに、日本をつぶしてほしくない

きのう、東京電力福島第一原子力発電所の事故が、現存の国際評価で一番深刻な「レベル7」に引き上げられた。選挙後に発表する被害解析ですね。ヨーロッパの友人たちが「大丈夫?」と気づかってくれるが、だいじょうぶなワケナイデショ。

外見では笑みをふりまいたりするけど。内心は。「ほんまかいな」「えらいこっちゃ」「ほんま安定化してんの」「放射能漏れを隠したり嘘いうのは、人道に対する罪やで。クライム・アゲンスト・ヒューマニティやんかっ」「そういえば。数年前に私もベルギーで会ったことがある。どこにでも、いるんや御用学者」「日本に帰れるのかな」「えー。新開地を求めてロシアに、移住せなあかんの⁉」「東京がゴーストタウンになるの⁉」「原発はいらねえ。欲しくねえ」忌野清志郎や斉藤和義の歌とか、雑念が頭からはなれない。

なにしろ海外にいる自分より、日本に住んでいる人たちの方がおだやかに映るのだから、余計にあせってしまう。「ほんま、大丈夫なん?」

不安な時は、下記の人たちから情報や勇気を得て、気を静めている。楽観も悲観もせず、私はただ、より真実に近いことを知りたい。

日本に未来はまだあるだろうか、と問う。日本人が未来を変えようとするなら「ある」と思う、思いたい。でも現状維持なら、日本はもう生き残れない。
私たちの身体の中には、これからも生き残っていこうとする遺伝子があるはず。まだ愛する人たちと一緒にいたい。生きたい。未来を生きたいなら、変わっていくしかない。そのために、まず現実を知るぞ!

現場からの証言。「原発がどんなものか知ってほしい」

「これ是非読んでください。今日本で展開されている原発の現状なんて氷山の一角です」 シカゴに住む圭子さんが、送ってくださったメッセージです。

原発に関する知識を得るには、やはり現場で働いていた人たちのじかの経験談が、何よりの情報源・証言になるのではないでしょうか。

ぜひみなさんも、平井憲夫さんの記事をお読みください。

http://www.iam-t.jp/HIRAI/pageall.html


The voice of experience: From an insider of a Japanese nuclear power plant

Mr. Norio Hirai was a former piping engineer and a supervisor who worked at a nuclear power plant for twenty years. He died of cancer in 1997. Before he passed away, he wrote a (Japanese) article titled “I want you to know what the nuclear power is really like.” In the article, he writes about Japan´s regulatory framework for the safety and security of nuclear power (exisiting on paper, not on the ground), radiation exposure and the effects on human health, radioactive waste, the dumping radioactive water into the sea, the stigma attached to those who work at a nuclear power plant and those who live near the plant, and so on.

If you would like to read an English version, please visit at (someone is trying to translate the original Japanese article into English): http://gyomusys.blogspot.com/2011/03/blog-post.html

Japanese: http://www.iam-t.jp/HIRAI/pageall.html

巨大地震・現時点で思うこと ─ 在外日本人からの提案

若い世代への期待

日本から離れていても(またそうだからこそ)私、アイディアくらいは出せます。

今回の震災後、融通が利かず手をこまねている大人たちのそばにいて、歯がゆさや苛立ち、怒りを感じている若い世代もいるかもしれません。このブログを読んでくれる人たちの中に、「私たちにしかできないこと」を模索している人もいるかもしれない。

私自身の経験から、思うことなのですが。何か前例がないことを、しようと思う時。自分よりも年上で、名も力もある人や団体に頼ろうとして、結局、そうゆう人たちや団体にはいろいろな制約や規則があって、あまり頼りにならないと感じたことがありました。有名な人ほど、時間も大きなリスクも取れないかもしれません。

もちろん、自分たちにしかできないことをしようとすると、前途に多難はあります。足を引っ張る人たちも、いるかもしれません。

でも、座視してられない。それなら、既得権を持った大人たちの承認や援助を待たず、無名な自分たちで前に進んで行ったほうがいいかなあ、と。

女性たちへの手紙。これから、私たちにできること。

(1)日本の天災と人災

広島市に原子爆弾が投下された日、友人のマリさんは当時中学生の弟を亡くした。戦後、彼女はアメリカへ渡り、シカゴに定住している。あの9月11日の日、ワールドトレードセンターに飛行機が激突している映像をテレビ画面で見た瞬間、彼女は広島の焼け野原で人が焼ける臭いを嗅いだそうだ。何とも言いがたい、異様な臭い。56年前の異臭が、あの日、鼻についたらしい。

福島原発事故のニュースを知ったとき、マリさんのことを思った。

3月11日から8日が過ぎた朝、いつも通っているルクセンブルグのスポーツジムに行った。オーナーのローレダナが遠くから「元気?」と声をかけてくれた。「元気?」が「大丈夫?」に聞こえて、彼女が話したそうにしているのを感じた。近づいてみると、涙がこぼれそうなくらい目が潤んでいた。

私は、一週間で得た情報をざっと説明した。地震と津波の被害、原発事故後の放射線漏れ、原発事故の深刻度は現段階でスリーマイル島と同じ数値の「レベル5(広範囲な影響を伴う事故)」と報告されたこと、東京電力は当初、制御可能としたにもかかわらず対処が遅れたこと、東電や政府会見に対する国内外からの疑心暗鬼の声、放射能拡散の恐ろしさ。

福島原発事故の深層/真相。世界人類への影響

3月11日以降、日本の報道と欧米の有力紙とに、大きな食い違いがあると感じてきました。後者は、日本で実際に報道されているよりも、事態はかなり深刻であると伝えています。

私に何ができるか。何をするべきか、随分悩みました。

真実を伝えること、パニックが起きるのを避けること。人命を救うこと。

最優先すべきは、人命です。ですから、この報道を載せます。

一刻も早い、解決を!

広瀬隆さんインタビュー 1/3

Chers amis,

Merci beaucoup pour vos pensées qui vont vers moi et le Japon. J'ai une amie très chère qui vit à Iwate, près de l'épicentre du tremblement de terre. Elle vient juste de donner naissance à son premier enfant le mois dernier.

Attendant anxieusement des nouvelles de mes amis, je regardais des heures et des heures la télévision NHK online par Internet. Je me sentais trop triste pour bouger, manger, ou même respirer le week-end dernier.

Hier, j'ai pu joindre la soeur de mon amie par téléphone. Ils sont tous en vie! Les gens du Nord sont réputés solides comme leurs maisons. Cette bonne nouvelle a chassé ma morosité et mon chagrin pour un moment. Pourtant, je me sens encore dévastée.

Ma famille et mes amis de la région du Kansai sont OK; certains disent que le tremblement a même été ressenti à Shiga, à 800 km de Iwate.

Pour clôturer ce billet, je voudrais vous raconter deux belles histoires. Sur Twitter (je crois) quelqu'un a écrit un chouette message. A présent, ce message est utilisé comme slogan pour promouvoir l'économie et la conservation d'électricité (pour ceux qui en ont le plus besoin du courant, hôpitaux, etc.). Ce message dit "Denki o keshite kibou o tomosou (Fermer la lampe et Ouvrer la Lumière de l'Espoir)." C'est joliment dit, n'est-ce pas?

Aussi, sur Twitter, quelqu'un dans un abri de Chiba a rapporté: Quand un vieil homme a murmuré pour lui-même "Que va-t-on devenir? Mais où va-t-on?", un enfant en âge de lycée assis à côté, lui a gentiment rasséréné en lui disant, "Daijyobu (ça va aller), nous reconstruirons tout comme c'était avant quand nous serons adultes."

J'espère que le Japon/le monde parviendra à faire de cette horreur l'espoir de reconstruction d'un monde meilleur.

Sachie

Dear Friends,

Thank you for thinking of me and Japan. I have a friend who lives in Iwate, near the earthquake's epicenter. She just had her first baby last month.

Anxiously awaiting news of friends, I watched the NHK on line for hours. I felt too sad to get up, eat, or even breathe during the last weekend.

Yesterday I was able to reach my friend's sister on the phone. They are all safe! Northern people and houses are strong. This good news brightened me up for awhile. I am still devastated.

My family and friends in Kansai are OK; some said that the tremor was felt even in Shiga, as far as 800 km from Iwate.

To end this message, I would like to tell you two nice stories. In Twitter (I believe) someone wrote a nice message. It is now used as a copy for promoting electricity conservation. It says "Denki o keshite kibou o tomosou (Turn Off Electricity and Turn On the Light of Hope)." It is pretty, isn't it?

Also, in Twitter, someone in the Chiba shelter reported: When an older man murmured to himself "What would happen next? Where are we going?", a high-school-aged boy sitting alongside gently patted his back, saying "Daijyobu (it's all right), we will fully restore (the country) to as it was when we become adults."

I hope that Japan/the world will manage to turn horror into hope of rebuilding a better world.

Sachie

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