ドローンの違法飛行とヨウ素剤

9月~10月。この秋、たくさんの妊婦さんのお腹をさわった。私のまわりは出産ラッシュで、ベルギー人、スロベニア人、アルジェリア人の友人カップル3組があいついで親となった。分娩室からでてきたアルジェリア人の友人は、出産シーンをくわしく知らせてくれた。2回ほど倒れそうになったらしい。

日本人の『叔母』としてはうれしいのと同時に、この子たちがこれから生きていく難事にみちた1世紀を思うと、心配せずにはいられない。

現在、私たちが住むルクセンブルグ市では、ヨウ素剤の配布作業が始まった。万一の原発事故発生(カテノム原発は市から南南東約25キロ、国境近くのフランス側にある)にそなえた実施で、全居住者にヨウ素剤と対応マニュアルが薬局で無料配布された。

ルクセンブルグ内には原発はないが、パンフレットには事故発生を知らせる速報、避難経路、子どものいる家庭、農家、自宅の菜園、飲み水、新鮮な野菜の確保などくわしく緊急用の対応が書かれている。

原発から25キロ圏の自治体に住む運命について、あらためて考えずにはいられない。私は日本と欧米で暮らしてきたのだけども。思い返せば大半は『原発銀座』の近くだった。幸い原発事故はなかった。が、大人になれば『他者におこったことは、自分にもおこりうる』と考えるようになる。

昨日の朝のフランス・アンフォ(ラジオ)では、フランス各地のドローン飛行のニュースで持ちきりだった。原発付近の違法飛行で3人の逮捕者がでたようだが、大型ドローンは高価でしかも飛行が広範囲にわたるので、彼らが複数機を同時操作したとは考えにくい。同じような事件は日本でもおこりうる。

先述のカップルの男性たちは皆、ITエキスパートだ。私のまわりには、武道家の人も多い。

武道は技術の修得以上に、心身の練成をはかり『よい生き方』を追求するものだ。侍は封建制のもと上司に忠実に生きようとしたが、それ以上に、自分に正直に人のため世のためになる正義や、ほまれを尊んだはずだ。今の日本のリーダーには、世界の武道家のような誇りはないのだろうか。

ITエキスパートや武道家たちにとって日本は、イスラム教徒のメッカのように、一生に一度いつかは訪れたい聖なるスピリチュアルな土地だ。川内原発の再稼動が目前に迫っているが、これ以上、日本の国土を腐敗や汚染で汚さないでいてほしい。


合気道の開祖(開祖は『美しい平和な世界』をきずくことが、与えられた使命と考えたようだ。彼の動きをみると、『気』の使い方、エネルギーの動かし方、人体の解剖生理学的な知識に長けていたのがわかる) 合気道の開祖ーーー (Youtube video)

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